
あるとき、ふと思いました。
「そもそも、仕事って何だろう?」
- お金を稼ぐため
- 社会とつながるため
- 周りが就職しているから
- 親を安心させたいから
- この会社は面白そうだったから
- やりがいを感じたから
人によって、その理由はさまざまだと思います。
今の40代には、「大手企業に入れば一生安泰」という価値観を信じて、“安心”を重視して就職を選んだ人も多いのではないでしょうか。
僕も、まさにその一人でした。
そこそこの給料をもらい、特に不満もなく働いていた20代・30代。
仕事や人生について深く考えることもありませんでした。
結婚し、子どもにも恵まれ、新築の家を購入。
何の変哲もない日常を過ごし、気づけばこの歳に──。
でも、ある日ふと、心の中にぽっかりと大きな穴が空いていることに気づき始めました。
「あれ? 今の仕事に、やりがいを感じているのかな……」
朝の出勤時、そんな疑問が頭をよぎることが増えてきたのです。
少し前、子どもにこんなことを聞かれました。
「ねぇパパ、仕事って楽しい?」
僕は笑ってごまかすように、曖昧な返事をしてしまいました。
でも、あのときの子どもの表情が、今もずっと頭に残っています。
──僕の背中は、妻や子どもたちにどう映っているんだろう。
子どもたちも、いずれ社会に出て、自分なりの仕事を選び、生きていく。
そんなとき、父親である僕が、張りのない姿で毎日を過ごしていたら……。
知らず知らずのうちに、
「人生は我慢して働くものだ」
そんなメッセージを、伝えてしまっているのかもしれない。
このままではいけない。
そんな思いが、少しずつ僕の中で膨らんでいきました。
「自分が本当にやりたいことは、なんだろう?」
それを見つけるために、僕はまず、日記を書き始めました。
毎日、自分の感情や思ったことを、素直に書き記していく。
すると、不思議なことに、まったくストレスを感じなかった。
むしろ、心が少しずつ整っていくような感覚がありました。
「もしかして、自分は文章を書くのが好きなのかもしれない。」
そう思ったとき、過去の記憶がよみがえってきました。
昔から本を読むのが好きで、心に残った言葉をノートに書き留めていたこと。
あの時間が、どこか心地よかったこと。
だから今、こうして僕は、
自分の思いを文章にして、発信してみようと思ったのです。
このnoteには、僕自身の小さな気づきや、迷いの中で見えた光を込めています。
もし今、あなたも「このままでいいのか」と感じていたら──
この文章が、ほんの少しでもあなたの背中を押すきっかけになれば、
それだけで、書いてよかったと思えます。
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