人間力とは、会社の肩書きやブランドに守られた力ではなく、
「自分自身の力」。
僕自身の体験を通じて、人間力をどう磨いていけばいいのかを
考えてみました。
名刺が教えてくれること
名刺を渡すとき。
そこに大企業のロゴが入っていて、自分の名前が並んでいると、相手は
「大企業の○○さん」として受け取ってくれる。
けれど、もし名刺に会社名がなく、自分の名前だけが書かれていたら
どうだろう。
果たして、同じように受け取ってもらえるだろうか。
きっと、多くの場合は違う結果になる。
その瞬間「ああ、自分は会社という看板に守られているだけなんだな」と
痛感するのだと思う。
結局、名刺の価値を上げているのは個人の人間力ではなく、
会社の知名度なのかもしれない。
人間力とは何か
人間力。
それは肩書きや会社のブランドに頼らず、「自分自身がどれだけの存在感を持てるか」という力だと思う。
では、どうすれば人間力を磨いていけるのだろうか。
僕が気づいたこと
まずは「誰からにも好かれよう」とするのをやめることかもしれない。
人間力は、言い換えればその人の“個性”だ。自分の個性を出そうとすれば、必ず合う人と合わない人が出てくる。
正直、過去の僕は嫌われるのが怖くて、常に相手に合わせて生きていた。
会議でも飲みの場でも、本音を出さずに相手の意見に頷くだけ。
すると、家に帰ってから「本当はああ言いたかった」と後悔し、悩みを
抱える日々が続いた。
その積み重ねで、自分が見えなくなっていった。
「自分は何をやりたいのか」「どう生きたいのか」がわからなくなり、
仕事のやりがいさえ消えてしまった。
自分を出す勇気
もちろん、人に合わせることでチームワークがよくなる面もある。
でも、自分を出せない環境にいると、本来のいきがいや情熱は
失われていく。
だから僕は、たとえ仲の良い相手であっても、仕事仲間であっても、
嫌われてもいいから自分の考えを伝えようと決めた。
それこそが、僕にとって「人間力を磨く第一歩」なのだと思う。
あなたの「人間力」とは
会社の肩書きを外したとき、あなたの名前にはどれだけの力が宿りますか?
嫌われることを恐れずに自分を出せていますか?
もし、まだ出せていないのなら——
今こそ、あなたにしかない人間力を育てられるときかもしれません。
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