空蝉状態だった自分が取り戻したもの

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お盆に、子どもと一緒に太宰府天満宮へ行ってきました。真夏の強い日差しの中でも、境内を歩いていると自然と気持ちが落ち着いていきます。

ふと振り返ると、僕は長い間「空蝉(うつせみ)」のように心をどこかに置き忘れ、ただ体だけで仕事をこなしてきた気がします。「変わりたい」と思う一方で、「変わるのが怖い」気持ちもあって、結局は現状にとどまってしまう。そんな自分がいました。

本当はやりたいことじゃないけれど、生活のために続けざるを得ない。そんな思いを抱えて働いている人って、30代〜40代を中心に本当に多いのではないでしょうか。

だからこそ、静かな場所に足を運んでみることは大事なのかもしれません。神社やお寺を歩いていると、ふっと心が澄んで「本当の自分の声」が聞こえてくる瞬間があります。もし人込みが苦手なら、平日に参拝してみるのもいいと思います。

今回、子どもの「行きたい」という声に背中を押されて、再び太宰府を訪れました。でも実は、自分の気持ちを確かめたくて「もう一度行きたい」と思っていたのも事実です。年始に祈願した「本当にやりたい“書く”仕事へシフトしていく」という想いが、今も変わらず胸にあるのか――それを見つめ直すために。

そして結果は、やはり変わりませんでした。「書く」ことを軸にして生きていきたい。心からそう思えました。

同じ世代のみなさんも、仕事や家庭に追われる日々の中で「自分はこのままでいいのかな?」と感じる瞬間があるかもしれません。そんなとき、ほんの少し立ち止まり、自分の心の声を聴き直す時間を持てたら。きっと“空蝉”の殻を破って、新しい自分に出会えるのではないかと思います。

小さなことからでも、少しずつシフトチェンジしていくことで、今まで立ち止まっていた場所からリスタートできる。僕はそう信じています。

今、この文章を読んで「自分のことかも」と感じたら、どうか心の奥に閉じ込めてきた想いを引き出してみてください。

そして――一緒にリスタートしていきませんか?

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